2011年9月3日(金)~12日(日)、ルーマニアのトランシルヴァニア地方にある「国立アールコシュギャラリー」にてジプシーの写真展を行いました。「トランシルヴァニア」は、直訳すると「森の彼方」。ヨーロッパ唯一の未開の地とも言われ、ルーマニアの中でも多くのジプシーが暮らしている地方です。

一人の日本人として撮ったジプシーは、現地ルーマニアの人々にはどのように見えるのか、ルーマニアでの写真展はひとつの目標だったので、開催できたことは一歩前進ですが、新たなる課題が、たくさん見えた写真展でもあります。

元はチャウセスクの別荘だった建物の庭にあるギャラリー。
ギャラリー自体は素敵でしたが、宿泊で用意された元チャウセスクの別荘は、贅沢さの加減が私の価値観と合わず、急遽近くの街のアパートの1室に泊めてもらい、そこでルーマニアの人々のジプシーに対する意見等を率直に聞いて、再度考えさせられるものも多くありました。

「ルーマニアでジプシーの写真に興味のある人なんていない」と当初反対されていたのですが、協力してくれた方々のお陰で、たくさんの人に見ていただき、それぞれ色々な思いがあるにしろ、現地の人々の純粋で素直な反応に驚かされました。ひとまず、心から感謝です。